福島県の3.11被災地を見てきた③(福島沿岸部の風景)

福島県の沿岸部をまわった旅行記録、の続きです。

4|道の駅 なみえ(浪江町

復興のシンボル「道の駅なみえ」は、まさに浪江町の新しい中心地といった感じ。ポケモンキャラクターの遊具がかわいい公園もあり、これは子どもが喜びそうだなと思いました。

施設内には、無印良品や直売所、広々としたフードコートがありました。福島沿岸部を見て回った際は、平日だったこともありどこの施設も閑散としていましたが、「道の駅なみえ」だけは大勢の人で賑わっていました。近隣住人の買い物やランチスポットにもなっていそうです。

昼食は、浪江町の名物B級グルメ(?)の浪江やきそば。こちらの焼きそばはお土産も購入し、自宅で家族とも食べました買いました。もっちりした太麺が美味しいと、好評でした。

michinoeki-namie.jp

5|浪江町双葉町富岡町の風景

今回の旅行では長らく帰宅困難区域に設定されていた浪江町双葉町富岡町を車で見て回りました。徐々に避難指示が解除されているとはいえ、人はあまり戻っていないようです。どこまでいっても廃墟や放置された田畑と新しい建物のコントラストが続き、現実離れした風景に涙が出そうになりました。

写真はとてもきれいな双葉町の駅。

振りかえると、駅前のロータリーに並ぶ無人の店、店、店。昔は賑わっていたことが分かります。

本来ならばこの時期は一面が水田だったはずなのに、田んぼは雑草に覆われています。

福島沿岸部の主要幹線道路である国道6号線。地方に行くと国道はどこも同じようなチェーン店が道の両側に並びますが、6号線の場合はそれがすべて廃墟でした…。

この景色が、5年後、10年後にどのように変わっていくのか、見続けていきたいと思いました。